栃木県と茨城県を結ぶ鉄道を運航する真岡鉄道(栃木県真岡市)が地域住民への迷惑行為があったことを理由にイベント中止を発表し、SNSを中心に波紋を呼んでいる。鉄道ファンから「続けてほしい」という声が上がる一方、鉄道写真を撮るため私有地に立ち入るなど一部の「撮り鉄」による迷惑行為が全国で相次いでいることから「中止で当然」「何回繰り返すのか」という声も上がっている。 同社が企画したのは、運行する観光列車「SLもおか」を牽引(けんいん)し、就役20年を迎えたディーゼル機関車「DE101535号」に、かつて上野―盛岡間を走っていた寝台特急「北星(ほくせい)」のヘッドマークを取り付け運行するというイベント。ヘッドマークは先月行われた別イベントの目玉として、同社の若手社員が作成したものだという。 当初、イベントは11月30日~今月22日の週末限定で、下館(茨城県筑西市)―茂木(栃木県茂木町)間の約42km